「最近、変な広告が何度も出るんですよね」
そう相談されて、昔の私は「そのサイト、広告が多いんですね」で済ませかけました。でも、サイトを閉じても広告が出るなら話は別です。そこにはアドウェアがいるかもしれません。
アドウェアは、不要な広告をしつこく表示するプログラムです。
アドウェアとは? 一言でいうと「勝手に広告を出してくる迷惑なソフト」
一言でいうと、アドウェアは勝手に広告を出してくる迷惑なソフトです。
電車の中で静かにしていたら、横から何度もチラシを差し込まれるようなものを想像してください。1回ならまだしも、何度も、しかも頼んでいないのに出てくるとかなり邪魔です。アドウェアもそれに近く、利用者の意思に関係なく広告や通知を出してきます。
無料ソフトにまぎれて入ることもあり、気づかないうちにブラウザの設定を変えられていることもあります。
アドウェアで起きやすいこと
アドウェアが入ると、たとえば次のような変化が起きます。
- 広告や警告がしつこく表示される
- ブラウザの初期画面や検索設定が変わる
- 端末の動作が重くなる
データを壊さないこともありますが、「たいしたことない」とは言えません。仕事の邪魔になるだけでなく、別の危険なサイトへ誘導されることもあるからです。
ビジネスの現場でアドウェアという言葉が出る場面
1. 「このPC、アドウェアが入っている可能性があります」
意味: 通常では出ない広告や通知が出ており、何か余計なソフトが入っているかもしれない、という判断です。
相手が伝えたいこと: 単なる広告の多いサイトではなく、端末側の問題として調べたほうがいい、ということです。
2. 「無料ツールを入れたあとから広告が増えました」
意味: 導入したソフトに付属して、不要な広告ソフトまで入った可能性がある、という状況です。
相手が伝えたいこと: 便利そうな無料ソフトにも注意が必要だ、ということです。
3. 「その“ウイルス警告”はアドウェアの表示かもしれません」
意味: 本物の警告ではなく、不安をあおる広告表示の可能性がある、という見方です。
相手が伝えたいこと: すぐクリックせず、まず表示元を疑ってほしい、ということです。
アドウェアと普通のWeb広告の違い
| 比較ポイント | アドウェア | 普通のWeb広告 |
|---|---|---|
| 出る場所 | 端末やブラウザ側から出ることがある | 見ているサイトの中で表示される |
| 消し方 | 設定やソフト削除が必要なことがある | ページを閉じれば消えることが多い |
| たとえ話 | 家まで入ってくる押し売り | お店の看板 |
| 危険性 | 別サイト誘導や設定改変につながることがある | うるさいが必ずしも不正ではない |
「広告がある」だけなら普通のこともあります。サイトを閉じても続く、設定が勝手に変わるなら、アドウェアを疑ったほうがよいです。
よくある質問
アドウェアはウイルスですか?
広い意味ではマルウェアや迷惑ソフトの一種として扱われることがあります。ただし、目的は広告表示や誘導であることが多く、典型的なウイルスとは少し性格が違います。
どうして入ってしまうのですか?
無料ソフトの同時インストール、怪しい拡張機能、誤って許可した通知などがきっかけになることがあります。
見つけたらどうすればいいですか?
不審なソフトや拡張機能を削除し、ブラウザ設定を確認し、必要ならセキュリティソフトで確認するのが基本です。
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まとめ
- アドウェアは、勝手に広告や通知を出してくる迷惑なソフトです。
- 普通のWeb広告とは違い、端末やブラウザの設定が変わることがあります。
- 無料ソフトや拡張機能の導入時は、不要な同時インストールに注意が必要です。
明日からできる第一歩は、「この広告、サイトを閉じても出るか」を一度見分けることです。そこがわかるだけでも、ただの広告かアドウェアかを切り分けやすくなります。