「このバナー制作、クラウドソーシングで発注しちゃう?」
オフィスの片隅で交わされていた会話。私は「クラウド……? ソーシング……? なんだか、空の雲(Cloud)を操るすごい魔法か何かかな?」と、壮大な空のショーを想像していました。
とりあえず 「はい、雲を味方につけましょう!」 と熱く答えたら、同僚から「いや、空の雲(Cloud)じゃなくて、群衆(Crowd)のことだよ」と呆れ顔で教えられ、またしても英語の聞き間違いで冷や汗をかくことに……。
実は「クラウドソーシング」は、ネットを通じて世界中の人に仕事を頼める、画期的な仕組みです。今回は、冒険者が集まる 「ネット上の巨大なギルド(酒場)」 に例えて、その正体をやさしく解説します!
クラウドソーシングとは? 一言でいうと「ネット上の『巨大な仕事の仲介所(ギルド)』」
結論から言うと、クラウドソーシングとは、「企業や個人が、インターネットを通じて不特定多数の人に仕事を依頼したり、逆に仕事を引き受けたりする仕組み」 のことです。
RPGに出てくる 「冒険者のギルド(クエスト掲示板)」 に例えてみましょう。
- クライアント(依頼主):村の困った人。「魔物を倒して(ロゴを作って)!」と掲示板に貼り紙を出す。
- ワーカー(受注者):腕自慢の冒険者。掲示板を見て「よし、俺がやるぞ!」と手を挙げる。
- クラウドソーシング(場):「掲示板が置いてあるギルド(酒場)」。 お金と成果物の受け渡しを安全に仲介してくれる。
これまでは、仕事を頼むときは「知っている会社」にお願いするのが普通でした。でも、クラウドソーシングを使えば、面識のない世界中の「プロの冒険者」たちから、自分にぴったりの人を探してお願いすることができるのです。
ビジネスの現場でクラウドソーシングという言葉が出る場面
人手不足の解消や、専門的なスキルが必要な場面で登場します。
1. 「記事の執筆はクラウドソーシングでライターを募集しよう」
意味:
「自分たちで書く時間がないから、ネットのギルド(掲示板)に『面白い記事を書いて!』というクエストを出して、得意な人に手伝ってもらおう」ということです。
2. 「クラウドソーシングなら、安く早くデザイン案が集まるよ」
意味:
「一人のデザイナーに頼むんじゃなくて、ギルドのコンペ形式で『たくさんの冒険者の作品』を募集すれば、短期間で色々なアイデアから選べるね」ということです。
3. 「副業としてクラウドソーシングで小銭を稼いでいるんだ」
意味:
「会社が終わった後や休日に、ネットのギルド掲示板を覗いて、自分の得意な魔法(スキル)で解決できそうなクエストをこなしてお金をもらっているよ」ということです。
アウトソーシングとクラウドソーシングの違い
似ていますが、「誰に頼むか」が違います。
| 比較ポイント | アウトソーシング | クラウドソーシング |
|---|---|---|
| 頼む相手 | 特定の 「専門会社」 | ネット上の 「不特定多数の人」 |
| 関係性 | 契約を結んだ深い付き合い | 必要な時だけの一時的な付き合い |
| メリット | 責任感が強く安心 | 安くて早い、選択肢が多い |
| たとえ話 | 信頼できる大工さん に頼む | ネット掲示板で仲間 を募る |
「決まったプロ」に外注するのがアウトソーシング、「ネットで広く募集する」のがクラウドソーシング、と覚えましょう。
まとめ
この記事のポイントは次のとおりです。
- クラウドソーシングは、ネット上の「仕事の掲示板」で繋がる仕組み
- 「Crowd(群衆)」に「Sourcing(業務委託)」するのが名前の由来
- 企業はスキルを安く借りられ、個人は自由に働けるメリットがある
今すぐできる確認方法
どんな仕事がやり取りされているか、実際の「ギルド」を覗いてみましょう。
- 日本の最大手サイト 「クラウドワークス」 や 「ランサーズ」 を検索してみる
- 「仕事を探す」 ページを見てみる。「ロゴ作成」から「翻訳」「アンケート回答」まで、数えきれないほどのクエスト(仕事)が並んでいるのを確認する
- 「私でもできそうなクエストはあるかな?」と探してみる(アンケートなどは数分で終わるものもあります!)
「あ、これなら私も魔法(スキル)が使えるかも!」と気づくだけで、新しい働き方の扉が少しだけ開きますよ。