「会社のサイトを作るので、先にドメインを取っておいてください」と言われると、最初は少し身構えます。私も最初は、住所を買うのか、借りるのか、そのあたりから曖昧でした。
結論からいうと、独自ドメイン取得は、自分たち専用のWebサイトの住所を登録して使えるようにすることです。一度取って終わりではなく、更新しながら使い続ける点まで押さえておくと混乱しません。
独自ドメイン取得とは? 一言でいうと「Webサイトの表札を押さえること」
独自ドメイン取得とは、example.com のような自分たち専用の文字列を登録し、他の人が使えないように確保することです。
会社やお店を出すとき、建物の前に出す表札を思い浮かべるとわかりやすいです。表札がないと、お客さんはどこを訪ねればいいかわかりません。Webサイトでも同じで、ドメインは「ここがあなたのサイトです」と示す名前札の役目を持っています。
ただし、表札だけでは店は開きません。表札を付ける先の建物、つまりWebサイト本体を置くサーバーも別に必要です。この違いでつまずく人はかなり多いです。
独自ドメイン取得の流れ
初心者向けには、次の順番で考えると整理しやすいです。
- 使いたい名前を決める
- その名前が空いているか確認する
- レジストラと呼ばれる登録サービスで申し込む
- 更新忘れを防ぐために自動更新や支払い方法を設定する
- 取得したドメインをサーバーやWebサービスにひも付ける
ここで大事なのは、取ることと、使えるように設定することは別作業だという点です。ドメインを取得しただけでは、まだサイトは表示されません。
ビジネスの現場で独自ドメイン取得という言葉が出る場面
1. 「新サービス名が決まったので、先にドメインを押さえましょう」
意味: 名前が決まった時点で、他社に取られる前に使いたいURLを確保しよう、という話です。
相手が伝えたいこと: サービス名は後から変えにくいので、サイト名やメールアドレスまで見据えて早めに確保しておきたい、ということです。
2. 「更新料の支払い漏れがないようにしてください」
意味: ドメインは買い切りではなく、年単位で更新して使うことが多い、という確認です。
相手が伝えたいこと: 失効するとサイトやメールが止まることがあるので、管理担当を曖昧にしないほうがいい、ということです。
3. 「.com にするか .co.jp にするかを決めましょう」
意味: ドメインの末尾によって、印象や取得条件が変わる、という話です。
相手が伝えたいこと: 費用や信頼感、取得条件を見ながら、目的に合うものを選ぶ必要がある、ということです。
独自ドメイン取得とレンタルサーバーの違い
| 比較ポイント | 独自ドメイン取得 | レンタルサーバー |
|---|---|---|
| 役割 | Webサイトの住所を確保する | Webサイトのデータを置く場所を借りる |
| たとえ | 表札 | 建物 |
| これだけでサイト公開できるか | できない | ドメイン設定がなければ見つけてもらいにくい |
| よくある勘違い | 取っただけでサイトが見えると思う | 借りただけでURLも用意されたと思う |
初心者向けには、ドメインは名前、サーバーは置き場所と分けて覚えるのがいちばんわかりやすいです。
費用で気をつけたいこと
料金はドメインの種類や販売会社で変わりますが、見るべきポイントは共通です。
- 初年度だけ安く、更新時に高くなることがある
co.jpのように条件付きで費用が高めのものがある- 取得費用より、毎年の更新費用のほうが重要
最初の安さだけで決めると、翌年の請求を見て少し真顔になります。ここはわりとよくある話です。
よくある質問
独自ドメインは一度取ればずっと使えますか?
いいえ。多くは更新が必要です。更新を忘れると失効し、サイトやメールが止まることがあります。
会社名とまったく同じ文字列でないとだめですか?
必ずしも同じでなくて大丈夫です。覚えやすさ、入力しやすさ、他社と混同しにくいかを優先して決めることが多いです。
ドメインとサーバーはどちらを先に決めるべきですか?
どちらが先でも構いませんが、サービス名が固まっているならドメインを早めに確保するほうが安全です。人気の文字列は先に取られることがあります。
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まとめ
- 独自ドメイン取得は、自分たち専用のWebサイトの住所を登録して確保することです。
- サイトを公開するには、ドメインだけでなくサーバーなどの置き場所も必要です。
- 初年度の安さより、更新費用と管理方法まで含めて考えると失敗しにくくなります。
明日からできる第一歩は、使いたいサービス名や会社名で一度空き状況を調べてみることです。検索するだけでも、名前の決め方とドメインの仕組みがかなり具体的に見えてきます。