「ああ、X(旧Twitter)で大地震のニュース速報がバズってる!何か現地の被害状況とか、重要な情報がリプ欄(返信)に書いてないかな?」 「……ええっ!?リプ欄を開いたら、謎のアラビア語や、全く関係ない動物の変な動画を貼り付けた『青いバッジ』の外国人アカウントばっかりで、まともな日本語の返信が一つも読めない!なんだこれ、気味が悪い!」 「ああ、それはバズった投稿の血の匂いを嗅ぎつけて、世界中から広告費稼ぎのために群がってきた『インプレゾンビ』の集団だよ。絶対にクリックしちゃダメだ!」
現在のX(旧Twitter)のリプ欄を、地獄のスラム街に変貌させてしまった元凶。
バズっている投稿(よく見られている投稿)に無意味なリプライをひたすらぶら下げ、人々の迷惑を一切省りみずに小銭(広告収益)を稼ぎ続ける亡者たち、「インプレゾンビ」について解説します。
インプレゾンビとは? 一言でいうと
一言でいうと、インプレゾンビ(Impression Zombie)は「Xの収益化プログラム(表示回数=インプレッションに応じてお金がもらえる仕組み)を悪用し、とにかく自分の投稿を『他人の目に触れさせる(インプレッションを稼ぐ)』ことだけを目的に、バズったツイートに群がって無益なリプライを大量に発生させる迷惑アカウント群」のことです。
これを、「火事の野次馬の真ん中で、突然踊り始める迷惑なユーチューバー」に例えてみましょう。
街で大きなニュース(大火事=バズった投稿)が起きました。 たくさんの野次馬(一般ユーザー)が、「どうしたんだ!?」「大丈夫か!?」と心配して、本音の感想を言い合うために集まっています(リプ欄・返信欄)。
そこに、お金の匂いを嗅ぎつけたインプレゾンビ(迷惑ユーチューバー)たちがトラックで大量に突っ込んできます。 彼らは火事への心配など1ミリもしていません。彼らの目的は、「ここには野次馬(一般ユーザーの目)がいっぱいいる!ここで俺が変なダンスを踊れば(無意味なリプライをぶら下げれば)、みんなの目に止まって『広告費(小銭)』が儲かるぞ!」ということだけです。 結果として、彼らが全く関係ないアラブの言葉やパクった犬の動画で騒ぎ立てるため、本当に必要な「避難経路の情報(まともな感想)」が彼らのゴミの下に埋もれてしまい、見る人は大迷惑を被るのです。
なぜ彼らはゾンビになったのか?(悲しいシステムと金銭目的)
なぜ、こんなに意味不明な外国人や機械(bot)のアカウントが大量発生したのでしょうか?その諸悪の根源を知っておきましょう。
原因1:イーロン・マスクによる「インプレッション(表示数)の現金化」
Xの経営者が変わり、「Xプレミアム(旧Blue:月に約1000円払うと青いバッジがつく課金)」のユーザーに対して、「あなたの投稿が見られた回数(インプレッション数)に応じて、毎月現金を分配するよ!」という収益化の仕組みを作ってしまいました。これにより、「とにかく人目を引けば(他人の土俵に便乗すれば)金になる!」という最悪の錬金術が誕生してしまったのです。
原因2:「青いバッジ」の優先表示機能という悪夢
課金して青いバッジを手に入れたアカウントは、「誰かの投稿へのリプライ(返信)が、優先的に一番上に表示される」という特権を持っています。ゾンビたちはこれを利用し、月に千円の経費を払って青いバッジをつけ、大統領や有名アイドルのバズったツイートの一番上に、即座に自分のスパム動画を貼り付けます。一般ユーザーが「なんだこれ?」とスクロールして【画面に表示されるだけ】で、ゾンビのチャリンチャリンという収入になってしまうのです。
原因3:AIとbotによる「完全自動化(無尽蔵の増殖)」
彼らは手で入力していません。「いいねが急激に1万を超えた投稿を自動で察知」し、「ChatGPTなどのAIを使って、『その投稿内容をオウム返しするようなそれっぽい文章(または無関係なアラビア語や顔文字)』を生成」し、システムで「1秒で全自動リプライ」をぶら下げるプログラムを組んでいます。まさに感情のない、無限に増殖する機械のゾンビ集団なのです。
インプレゾンビの3つの「進化形態」と対策
初期のゾンビは「アラビア語」でわかりやすかったのですが、最近はAIを使って狡猾に進化(日本語化)しています。騙されないでください。
| ゾンビの進化形態 | どんな行動(リプライ)をしてくるか | 実は裏で何をしているか |
|---|---|---|
| 初期型(完全なバカゾンビ) | 脈絡もなく、突然アラビア語やヒンディー語の長文や、転載した【グロ画像や無関係な犬の動画】を貼り付ける。 | とにかく海外から片っ端から自動ツールで投げ込んでいる。すぐブロック対象になる。 |
| オウム返し型(コピペゾンビ) | 元の投稿者の文章を「丸ごとコピペ」して返信したり、他の一般人が書き込んだまともな意見をパクって「自分の意見」として投稿する。 | 少しでも「日本語のまともな会話」に見せかけて、AI(bot)だとバレないようにする悪質な擬態。 |
| AI感想型(知能を持った最悪のゾンビ) | 「それは大変でしたね」「とても参考になりました!」といった、AI(ChatGPT等)を使って自動生成した「中身のない薄っぺらい日本語の相槌」をしてくる。 | 人間のフリをして、一般ユーザーから「いいね」を釣ろうとする(いいねが増加するとさらに上部に表示されて儲かるため)。 |
★我々一般ユーザーの最強の対策(撃退法)
- 絶対にクリック・タップしない(相手の思うツボです)。
- 「なんだコイツ!」と怒りの返信や「引用RT」を絶対にしない(反応すると相手の表示率が上がり、さらに儲からせてしまいます)。
- 無言で右上の「…」から「ブロックしてスパム報告」を押す。これしかありません。
※最近は、有志が作った「ゾンビを一撃で非表示にする強力なブラウザの拡張機能(アドオン)」などもありますので、パソコンで見る方は導入をおすすめします。
まとめ
- インプレゾンビとは、X(旧Twitter)の「表示回数に応じて現金がもらえる収益化プログラム」を悪用し、バズった投稿の返信欄に無意味なコピペや動画を大量に貼り付けて、小銭(広告費)を稼ごうとする悪質なアカウント群のこと。
- 彼らは「Xプレミアム(青いバッジ)」の優先表示機能と、自動返信ツール(bot)やAIを駆使し、有名人や地震・災害などのトレンドのど真ん中に群がり、本来の有益なコミュニケーションを全て破壊してしまうデジタル公害である。
- ゾンビの文章にイライラして「お前スパムだろ!」と返信や引用RTをしたり、添付された動画をクリックしてしまうのは、相手に「現金(インプレッション)」を恵んであげるのと同じ最悪の行為である。
今日できるミニアクション: X(旧Twitter)を見ている時、大バズりしているニュースや動物の動画のリプ欄を開いてみてください。一番上のほうに、必ず「青いチェクマーク」が付いた、名前がローマ字で見知らぬ外国人のアイコンの人が、「very cute!」といった薄っぺらい一言と一緒に、全く無関係な「変な工作の動画」や「他の動物の動画」をぶら下げているはずです。これが生きたゾンビの姿です。「ああ、こいつはこれを表示させることで毎月数百円稼ごうと必死なんだな」と冷ややかな目で見下し、無言でスッ…と「このアカウントをブロック(スパム報告)」する修行(除染作業)を、今日から始めてみましょう。