「今期のKGIは売上1億円、そのための主要なKPIは新規リード数500件だ!」

会議室で部長が熱くブチ上げていました。私は「ケー・ジー・アイ……? 刑事(ケイジ)……? 愛(アイ)……? 刑事が愛を語るドラマの話かな?」と、とんでもない刑事ドラマを妄想していました。

とりあえず 「刑事の活躍、期待しましょう!」 と力強く頷いたら、部長はポカン。「……いや、目標数値の話だよ」と呆れられ、またしても「空耳パニック」で顔から火が出る思いをしました。

実は「KGI」と「KPI」は、仕事で迷子にならないための「地図」と「目印」のことです。今回は、楽しい 「登山」 に例えて、その正体を3分でやさしく解説します!

KGIとKPIとは? 一言でいうと「KGIは『最終ゴール』、KPIは『途中の目印』」

結論から言うと、KGIは 「最終的に達成したい一番大事な目標」 、KPIは 「その目標に向かって正しく進んでいるかを確認するための通過点」 のことです。

高い山に登る 「登山」 に例えてみましょう。

  • KGI(重要目標達成指標)「山の頂上に辿り着くこと」。 これが最終的なゴール(例:売上1億円)。
  • KPI(重要業績評価指標)「5合目を12時までに通過する」「1時間に1km進む」。 ゴールに間に合うために守るべき「目印」(例:訪問件数100件)。

もし頂上(KGI)だけを見て、途中のペース(KPI)を気にせずに登っていたらどうでしょう? 途中で力尽きたり、日が暮れて遭難してしまうかもしれません。

逆に、一生懸命歩いていても(KPI)、それが頂上に繋がっていない道だったら、いつまで経ってもゴールには辿り着けません。この 「ゴール(KGI)」と「通過点(KPI)」の両方 をセットで管理するのが、仕事の鉄則なのです。

ビジネスの現場でKPI・KGIという言葉が出る場面

期初の目標設定や、毎月の進捗確認シーンで必ず登場します。

1. 「KGIの達成が危ういから、KPIの設定を考え直そう」

意味:
「このままじゃ頂上(KGI)に辿り着けないから、途中の歩くスピードやルート(KPI)をもっと厳しく、あるいは効率的に設定し直そう」ということです。

2. 「KPIは達成しているのに、なぜかKGI(売上)に繋がっていないね」

意味:
「5合目までは予定通り着いたけど(KPI達成)、実は登っている山が違ったんじゃない? そもそもその目印、ゴールに繋がってる?」という、ちょっと怖い確認です。

3. 「現場のメンバーには、具体的なKPIを追いかけてもらおう」

意味:
「『売上を上げろ(頂上に行け)』とだけ言うんじゃなくて、『毎日3件電話しよう(5合目まで歩こう)』といった、今日やるべき具体的な目印(KPI)を教えてあげよう」ということです。

KGIとKPIの違い(まとめ)

セットで覚えるべき「親子」のような関係です。

指標役割たとえ話
KGI最終的な「成否」 を決める山の 「頂上」
KPI途中の「健康状態」 を見る途中の 「看板・時刻表」
1つ(絞るのが理想)複数(いくつか用意する)
性質結果(終わってみないと分からない)過程(今すぐ改善できる)

「KGIを達成するために、KPIを積み上げる」という順番を意識しましょう!

まとめ

この記事のポイントは次のとおりです。

  • KGIは、ビジネスの「最終的なゴール」のこと
  • KPIは、ゴールへ向かうための「途中のチェックポイント」のこと
  • KPIを一つずつクリアしていけば、自然とKGIに辿り着く設計が大事

今すぐできる確認方法

あなたの仕事の「頂上」と「目印」を整理してみましょう。

  1. あなたのゴール(KGI)は?: 今月の売上、成約数など、一番大事な数字は何ですか?
  2. それを支える目印(KPI)は?: そのゴールのために、今日は何回メールを送り、何人と話せばいいですか?
  3. 「1」と「2」は繋がっていますか?: 「たくさん本を読んだ(KPI)」けど「売上(KGI)」には関係なかった……なんてズレがないか確認してみる。

「KPI/KGI」という言葉を知るだけで、仕事が「ただ忙しい作業」から、一つひとつの通過点をクリアしていく「達成感のあるゲーム」に変わりますよ!