「次回の展示会は、メタバース空間で開催することに決まったから」

上司からの突然の通達。私は「めたばーす……? メタ……バース……? バース? 野球の選手の名前?」と、頭の中が大混乱。

とりあえず 「はい! バースですね、頑張ります!」 と気合を入れてみましたが、内心は「何それ? アニメの中に入るの? VRゴーグルを被ればいいの?」と疑問だらけでした……。

実は「メタバース」は、単なるゲームの世界ではなく、新しい「経済や生活の場所」になりつつあります。今回は、現実とは別の 「デジタルな第二の街」 に例えて、その正体を3分でやさしく解説します。

メタバースとは? 一言でいうと「ネット上に作られた『デジタルな第二の街』」

結論から言うと、メタバースとは、「インターネット上に構築された、たくさんの人がアバター(自分の分身)を使って自由に行動し、コミュニケーションが取れる3次元の仮想空間」 のことです。

身近な 「新しい街」 に例えてみましょう。

  • 現実の世界:あなたが今住んでいる街。
  • メタバース「ネットの中に新しく作られた巨大な街」。
  • アバター:その街での 「あなたの姿(人形)」。

この「街」には、広場もあれば、会議室も、ショッピングモールも、ライブ会場もあります。あなたはアバターになって、遠く離れた場所にいる同僚と広場で立ち話をしたり、お店でデジタルな服を買ったり、一緒に映画を見たりすることができます。

単に「見るだけ」のWebサイトとは違い、その空間の中に「入り込んで、みんなと何かをする」ことができるのがメタバースの最大の特徴です。

ビジネスの現場でメタバースという言葉が出る場面

イベント、会議、販売促進などの場面でよく登場します。

1. 「メタバース支店をオープンして、全国の顧客と接点を持とう」

意味:
「わざわざお店に来てもらわなくても、ネット上の街(メタバース)に相談窓口を作れば、遠方のお客さんともアバター越しに対面で接客できるよ」ということです。

2. 「アバターでの参加だから、服装や場所を気にせずメタバース会議ができるね」

意味:
「ビデオ会議と違って、自分はパジャマでも、画面上ではビシッとしたスーツのアバターで参加できるから、もっと気軽に集まれるね」ということです。

3. 「メタバース内でのデジタルアイテムの販売を検討しよう」

意味:
「現実のモノじゃなくて、ネット上の街でアバターが着るオシャレな服や、部屋に飾る家具を作って売るビジネスを始めよう」ということです。

ゲームとメタバースの違い

「どうぶつの森やフォートナイトと何が違うの?」という疑問。境界線は曖昧ですが、以下の視点で整理できます。

比較ポイント一般的なゲームメタバース
目的クリアする、敵を倒す過ごす、交流する、働く
自由度決められたルール内で遊ぶルールも経済も現実の街に近い
経済活動ゲーム内通貨で遊ぶだけ現実のお金に換金できる こともある
たとえ話テーマパーク(アトラクション)ふつうの街(生活の場)

「遊び」がメインなのがゲーム、「生活や仕事」まで含まれるのがメタバース、とイメージすると分かりやすいです。

まとめ

この記事のポイントは次のとおりです。

  • メタバースは、ネット上の3次元の仮想空間(第二の街)
  • 自分の分身(アバター)で、会話や仕事、買い物ができる
  • 距離に関係なく「そこにいる感覚」を共有できるのが強み

今すぐできる確認方法

メタバースがどんな場所か、まずは無料で体験できる場所をスマホで覗いてみましょう。

  1. 「Cluster(クラスター)」「VRChat」 といったアプリの名前を検索してみる
  2. Youtubeなどで 「メタバース 展示会」「メタバース ライブ」 の様子を見てみる
  3. 自分の好きなブランドがメタバース内に店を出していないか、公式サイトを確認してみる

「あ、ネットの中に本当にもう一つの世界があるんだ!」と実感するだけで、ITの進化がもっとワクワクするものに変わりますよ。