「今回のキャンペーン、オーガニック検索(Organic Search)からの流入が好調だね」

Webマーケティングの会議で、担当者が満足げに言いました。私は「オーガニック……? 有機野菜のこと? ネットの世界でも無農薬とか、体に優しい検索とかがあるのかな?」と、野菜の直売所のような光景を想像していました。

とりあえず 「はい、新鮮な検索結果がいいですよね!」 と答えてみましたが、周囲からは「……あ、広告じゃない『普通の検索結果』のことだよ」と優しく教えられ、またしても見当違いな回答に穴があったら入りたくなりました(笑)。

実は「オーガニック検索」は、お金を払わずに「実力」だけで勝ち取ったアクセスのことです。今回は、図書館での 「普通の本棚」 に例えて、その正体をやさしく解説します!

オーガニック検索とは? 一言でいうと「広告枠を除いた『普通の検索結果』」

結論から言うと、オーガニック検索(自然検索)とは、「GoogleやYahoo!などの検索結果画面において、お金を払って出す広告(リスティング広告)以外の、純粋な検索アルゴリズムによって表示される部分」 のことです。

「図書館」 に例えてみましょう。

  • リスティング広告:図書館の入り口に貼られた 「大きな宣伝ポスター」。お金を払えば誰でも目立つところに貼れる。
  • オーガニック検索:司書さんが「この本は役に立つ!」と選んで並べた 「普通の本棚」。お金ではなく、内容の良さ(実力)で場所が決まる。

「オーガニック(有機の・自然な)」という名前の通り、広告という「人工的な力」を加えず、Googleの司書さんが「これが一番検索した人の役に立つよ!」と自然に選んでくれた結果のことを指します。

ビジネスの現場でオーガニック検索という言葉が出る場面

Webサイトの成果分析や、SEO対策の議論で毎日のように登場します。

1. 「広告費を削るために、オーガニック検索の順位をもっと上げよう」

意味:
「ポスター(広告)を貼るのをやめても、図書館の目立つ棚(オーガニック検索の上位)に本が並んでいれば、お金をかけずにお客さんに来てもらえるから、中身を磨こう」ということです。

2. 「このキーワード、オーガニック検索では競合が強すぎて勝負にならないわ」

意味:
「普通の棚(検索結果)の特等席には、すでに有名で素晴らしい本(ライバルサイト)がずらっと並んでいて、新人の私たちの本が入る隙間がないよ」ということです。

3. 「オーガニック検索の変動は、アルゴリズムの更新が原因だろうね」

意味:
「Googleという図書館の司書さんの『本を選ぶ基準』が変わったから、棚の並び順がガラッと入れ替わっちゃったんだね」ということです。

広告とオーガニック検索の違い

検索結果画面の「上」と「下」の違いを整理しました。

比較ポイントリスティング広告オーガニック検索(自然検索)
費用の仕組みクリックされるとお金がかかる無料
表示される場所検索結果の一番上や下(目立つ所)広告の下にあるメインの部分
決定の仕組みお金とキーワードの関連性サイトの質や信頼性(実力)
たとえ話ポスター・チラシ本棚の陳列

「お金で場所を買う」のが広告、「信頼で場所を勝ち取る」のがオーガニック検索、と覚えましょう!

まとめ

この記事のポイントは次のとおりです。

  • オーガニック検索は、広告を除いた「本来の検索結果」のこと
  • ここに上位表示させるための努力を「SEO」と呼ぶ
  • お金をかけずに集客し続けられる「最高の資産」になる

今すぐできる確認方法

あなたが今何かを検索して、どこが「オーガニック」か見てみましょう。

  1. Googleで適当な言葉(例:「靴 おすすめ」)を検索する。
  2. 結果の左上に 「スポンサー」「広告」 と書かれている部分は飛ばす。
  3. その下にある、何も付いていない 「普通のリンク」 がオーガニック検索の結果です!

「オーガニック検索」という言葉を知るだけで、インターネットが「単なる宣伝の場」から、情報の「真剣勝負の場」に見えてきませんか?