「今回の記事、オーガニック検索からの流入がかなり増えていますね!」
Web担当になって初めての定例会議。画面に映し出されたグラフを指差しながら、先輩が嬉しそうに報告していました。私は心の中で「オーガニック? 有機野菜のこと……?」と首をかしげながら、とりあえず「そうですね!」と笑顔で頷いていました。
「……でも、検索に『オーガニック』なんて種類があるのかな?」
そんな私の疑問に気づいた先輩が、会議のあとにこっそり教えてくれました。
「オーガニック検索っていうのはね、お金を払って出す『広告』以外の、普通の検索結果のことだよ。ここから人が来るのは、サイトの実力が認められた証拠なんだ」
これ、実はWebマーケティングの世界に入ったばかりの人が 「最初に知っておくべき超重要な言葉」 です。
この記事では、お店の棚割りに例えて、オーガニック検索の正体と広告との違いをやさしく解説します。
オーガニック検索とは? 一言でいうと「検索結果の『普通席』」
結論から言うと、オーガニック検索(自然検索)とは、「Googleなどの検索結果画面のうち、広告費を払って表示させている枠を除いた、純粋な検索結果」 のことです。
これを 「スーパーの売り場」 に例えると、非常にわかりやすくなります。
- 広告(リスティング広告):メーカーがお金を払って、レジの横や入り口など、一番目立つ場所に置いてもらっている「特設コーナー」
- オーガニック検索:お店の人が「これは良い商品だ!」と判断して、通常の棚に並べている「定番コーナー」
定番コーナー(オーガニック検索)で一番いい場所(検索1位)に置いてもらうには、お金ではなく「中身の良さ」で勝負する必要があります。
ビジネスの現場でオーガニック検索という言葉が出る場面
サイトの「実力」を測る指標として、毎日使われます。
1. 「オーガニック検索の順位が下がっているので、リライト(記事修正)しましょう」
意味:
広告ではない、普通の検索結果での順位が落ちてしまったということです。Googleが「このページは少し古くなったかな?」と判断した可能性があるので、中身を新しくして評価を取り戻す必要があります。
2. 「オーガニック検索からの流入(アクセス)は、広告より質が高い傾向にあります」
意味:
広告は無理やり見せている部分もありますが、オーガニック検索で来る人は「自分の意志で探し当てた」人です。そのため、商品を買ってくれたり、ファンになってくれたりする可能性が高いということです。
3. 「広告費を抑えるために、オーガニック検索(SEO)を強化したいです」
意味:
広告は出し続けるのにお金がかかりますが、オーガニック検索で上位に入れば、お金をかけずにお客さんが集まり続ける「自動集客装置」になってくれるということです。
オーガニック検索と「リスティング広告」の違い
検索画面での見分け方を整理しました。
| 比較ポイント | オーガニック検索(自然検索) | リスティング広告 |
|---|---|---|
| 表示場所 | 広告枠の下や間 | 検索結果の一番上や下 |
| 見分け方 | 何もついていない | サイト名の横に「広告」や「スポンサー」とある |
| 費用 | クリックされても無料 | クリックされるたびにお金がかかる |
| 評価基準 | サイトの内容の良さ(SEO) | お金 + 広告の質 |
まとめ:明日からできる第一歩!
この記事のポイントは次のとおりです。
- オーガニック検索は、広告を除いた「純粋な検索結果」のこと
- 「スーパーの定番コーナー」をイメージすればOK
- お金で順位は買えないが、一度上位に入れば強力な集客ツールになる
Web担当者として、まずは自分のサイトがどう見えているか確認してみましょう。
- 自分で検索してみる:自社のサービス名や関連する言葉でGoogle検索してみましょう。自分のサイトの横に「広告」とついていますか? それとも何もついていない「オーガニック」な結果ですか?
- 「広告」の文字を探す習慣をつける:普段、自分が何かを検索するときに、どこまでが広告でどこからがオーガニック検索なのかを意識して見てみましょう。
- アクセス解析ツールを見てみる:「Google Analytics」などのツールがあるなら、流入元(チャネル)の項目にある「Organic Search」の数字を探してみてください。そこから来ている人たちが、あなたのサイトの「真のファン」候補ですよ!