「ごめん、今日の打ち合わせ『リスケ(Reschedule)』してもいいかな?」

入社して初めての外出前、先輩からさらっと言われたこの言葉。私は心の中で「リス……? 栗を食べるの? それとも、スケートに行くの?」と、的外れな想像をしていました。

「あの、リスケっていうのは、何かのお祝いですか?」

ポカンとする私に、先輩は申し訳なさそうに教えてくれました。

「リスケはね、『リスケジュール』の略だよ。急な用事が入ってしまったから、予定を別の日に変更してほしいっていうお願いなんだ」

これ、実はビジネスの現場で 「もっとも頻繁に使われ、かつもっともマナーが問われる言葉」 です。

この記事では、電車の振替輸送に例えて、リスケの正体と言い換え方をやさしく解説します。

リスケとは? 一言でいうと「予定の『組み直し(変更)』」

結論から言うと、リスケ(Reschedule)とは、「一度決まった予定を、都合により別の日に変更したり、計画を立て直したりすること」 です。

これを 「電車のトラブル」 に例えると、非常にわかりやすくなります。

  • オンスケ:電車が定刻通りに走っている状態。
  • リスケ:線路に不具合が見つかったので、「明日の同時刻に走ることにします!」とダイヤを組み直す こと。

単なる「遅刻」とは違い、「新しい予定を決め直すこと」 までを含めてリスケと呼びます。

ビジネスの現場でリスケという言葉が出る場面

「時間の調整」をするシーンで毎日登場します。

1. 「先方からリスケの依頼が来ているので、候補日を2〜3出しておいて」

意味:
取引先が「予定していた日はダメになったから、別の日(リスケ)にしよう」と言ってきているから、いつなら空いているかスケジュールを確認してね、ということです。

2. 「リスケにならないよう、余裕を持って作業を進めてください」

意味:
予定を変更するのは相手に迷惑がかかることだから、ギリギリになって「やっぱり無理でした!」なんて言わなくて済むように頑張ろうね、ということです。

3. 「今回のプロジェクト、大幅なリスケが必要です」

意味:
ちょっとした日付変更ではなく、プロジェクト全体の「計画の立て直し(再構築)」をしなければならない、という重大な局面です。

絶対に覚えておくべき!「ドタキャン」との違い

混同しやすい「ドタキャン」との違いを整理しました。

比較ポイントリスケドタキャン
誠実さ高い(次の予定を決める)低い(ただ中止するだけ)
目的仕事を 「完遂させる」 ためその場を 「逃げる」 ため
印象「仕方ないな」と思われる「もう頼みたくない」と思われる
例え話振替輸送(別の電車を用意)運休(ただ止まって終わり)

まとめ:明日からできる第一歩!

この記事のポイントは次のとおりです。

  • リスケは、予定を「別の日に組み直す」こと
  • 「電車のダイヤ変更」をイメージすればOK
  • 次の候補日をセットで伝えるのが、プロのリスケマナー

もし自分から「リスケ」をお願いすることになったら、こんな一歩を。

  1. 「申し訳ありません」から始める:どんなに正当な理由があっても、相手の時間を奪うことに変わりはありません。まずは丁寧な謝罪を添えましょう。
  2. 「代わりの日」を必ず出す:「ダメになりました」で終わらせず、「代わりに○日か×日はどうですか?」とこちらから提案するのが鉄則です。
  3. 「言い換え」を使ってみる:「リスケ」は少しフランクな言葉なので、目上の人には「日程変更のお願い」「予定の調整」と言い換えましょう。それだけで、誠実さがグッと伝わりますよ!