「外出先でPCを使いたいんだけど、Wi-Fiがない……。テザリングで繋げばいいかな?」
カフェで仕事をしている同僚からそう言われ、私は「テザ……リング? なんだか、プロレスの技みたいな名前だな」と、リングの上で戦うスマホを想像していました。
とりあえず 「テザリング、かっこいいですよね!」 と答えたら、同僚はポカンとしたあと、「いや、かっこいいとかじゃなくて……」と呆れ顔。私のスマホを指差して、「そのスマホをルーターにするんだよ」と教えてくれました。
実は「テザリング」は、ピンチの時にスマホが「ネットの親分」に変身する便利な機能です。今回は、 「スマホを自分専用の『Wi-Fi中継基地』にする魔法」 に例えて、その正体を3分でやさしく解説します!
テザリングとは? 一言でいうと「スマホを『モバイルWi-Fiルーター』にする魔法」
結論から言うと、テザリングとは、「スマホのデータ通信機能(4Gや5G)を使って、PCやタブレットなどの他の機器をインターネットに繋ぐ機能」 のことです。
ネットの 「蛇口」 に例えてみましょう。
- 自宅のネット:壁から直接水が出る「家の水道」。
- スマホ単体:自分だけが飲める「水筒」。
- テザリング:「水筒(スマホ)に蛇口を取り付けて、周りの人(PCなど)にも水を分けてあげること」。
本来、PCはそれ単体では(Wi-Fiがない場所では)ネットに繋がりません。しかし、テザリングを使えば、スマホが「ネットの電波」をキャッチして、それをPCに「お裾分け」してくれるようになります。
ビジネスの現場でテザリングという言葉が出る場面
出張先や、急なネットトラブルの際に救世主として登場します。
1. 「ホテルのWi-Fiが遅いから、スマホのテザリングで会議に出るよ」
意味:
「共有のネット回線(みんなで使う水道)がチョロチョロしか出ないから、自分のスマホ(水筒)の蛇口を開いて、安定した通信を使おう」ということです。
2. 「テザリングしてるとバッテリーの減りが早いから、充電器が必要だね」
意味:
「ネットの電波をお裾分け(中継)するには、スマホがフル回転して頑張らないといけないから、いつもより体力を激しく消耗するよ」ということです。
3. 「テザリングのやりすぎで、スマホが速度制限(パケ死)になっちゃった」
意味:
「PCに水を分け与えすぎて(通信量を使いすぎて)、水筒の中身が空っぽになっちゃったから、来月までネットが超低速になるよ」ということです。
テザリングの3つの繋ぎ方
蛇口からどうやって水を分けるか、3つの「ホース」の種類があります。
| 種類 | 特徴 | たとえ話 |
|---|---|---|
| Wi-Fiテザリング | 一般的。複数台繋げるが電池を食う | 「スプリンクラー」 で周囲に撒く |
| Bluetoothテザリング | 電池持ちが良いが、速度は遅い | 「細いストロー」 で少しずつ分ける |
| USBテザリング | 最も速くて安定。スマホも充電できる | 「直結ホース」 でガッチリ繋ぐ |
特別な理由がなければ、最も簡単な「Wi-Fiテザリング」を使うのが一般的です。
まとめ
この記事のポイントは次のとおりです。
- テザリングは、スマホを「ネットの親機」にする機能
- Wi-Fiがない場所でも、PCやタブレットをネットに繋げる
- スマホの「電池消費」と「データ通信量」には注意が必要
今すぐできる確認方法
あなたのスマホでも「魔法の蛇口」が使えるか、見てみましょう。
- スマホの「設定」を開く
- iPhoneなら 「インターネット共有」 、Androidなら 「テザリング」 や 「ポータブルアクセスポイント」 という言葉を探す
- そのスイッチを「オン」にできるか確認する(契約プランによっては、別途申し込みが必要な場合があります!)
「あ、私のスマホ、ネットの基地局になれるんだ!」と知るだけで、外出先での「Wi-Fiがない!」という恐怖から解放されますよ。