「この会社はユニコーンではなく、もうデカコーン級です」
最初に聞いたとき、私は「ユニコーンで十分レアなのに、さらに上があるんですか」と素直に面食らいました。ゲームの隠しボスみたいな響きですが、ちゃんとビジネスの言葉です。
デカコーンとは、評価額が100億ドル以上ある未上場スタートアップを指す言葉です。ユニコーンの10倍規模なので、スタートアップ界ではかなり大きな存在として扱われます。
ニュースで見かけても置いていかれにくいように、まずは言葉の土台から整理します。
デカコーンとは? 一言でいうと「角が1本では足りないほど大きくなった未上場企業」
一言でいうと、デカコーンは評価額100億ドル以上の未上場スタートアップです。
もともと、評価額10億ドル以上の未上場企業を「ユニコーン」と呼びます。そこからさらに10倍の規模になった会社が「デカコーン」です。
動物の話に見えますが、見ているのはあくまで会社の大きさです。
- ユニコーン: 評価額10億ドル以上
- デカコーン: 評価額100億ドル以上
日本円にすると為替で前後しますが、だいたい1兆円規模のイメージです。ここまで来ると、未上場でも世界的に知られる会社になっていることが珍しくありません。
ビジネスの現場でデカコーンという言葉が出る場面
1. 「あの企業はユニコーンを超えて、デカコーン候補ですね」
意味: かなり高い企業価値がついていて、普通の有望スタートアップより一段大きい存在として見られている、ということです。
相手が伝えたいこと: 成長スピードや市場への影響が、すでに一部の大企業に近いレベルだ、という評価です。
2. 「デカコーン級になると、未上場でも大型調達が続きます」
意味: 株式市場に上場していなくても、民間の投資家から大きなお金を集められることがある、という話です。
相手が伝えたいこと: 最近は、上場する前からかなり大きくなる会社もある、ということです。
3. 「この分野でデカコーンが出ると、業界の構図が変わります」
意味: 1社の影響力が大きいので、価格競争や採用、市場シェアにまで影響が出る可能性がある、ということです。
相手が伝えたいこと: ただの話題株ではなく、周りの会社まで巻き込む規模だと見ている、ということです。
デカコーンとユニコーンの違い
混ざりやすいのは、やはりユニコーンです。
| 比較ポイント | デカコーン | ユニコーン |
|---|---|---|
| 基準 | 評価額100億ドル以上 | 評価額10億ドル以上 |
| 会社の規模感 | 未上場でも一部の大企業に迫る | 有望な大型スタートアップ |
| 例え話 | 角が増えるほど規格外になった存在 | めったに現れない成長企業 |
| 現場での注目点 | 業界全体への影響、調達規模、上場の有無 | 成長性、将来性、次の大型候補かどうか |
| よく出る文脈 | グローバル市場、巨大調達、産業再編 | スタートアップ支援、投資、国内事例紹介 |
まずはユニコーンの上位版がデカコーンと押さえておけば十分です。
よくある質問
デカコーンは上場企業にも使いますか?
基本的には未上場企業に使う言葉です。上場した時点で、通常は「デカコーン」とは呼ばれません。
どんな会社がデカコーンになりやすいですか?
巨大な市場を持つITサービス、決済、宇宙、AIなど、世界規模で伸びやすい分野でよく話題になります。
デカコーンが多い国はどこですか?
アメリカや中国など、スタートアップへの投資が大きい国で目立ちやすいです。ただし国ごとの数は時期によって変動します。
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まとめ
- デカコーンは、評価額100億ドル以上の未上場スタートアップです。
- ユニコーンよりさらに大きい会社を指す言葉として使われます。
- ニュースでは、企業価値の大きさや業界への影響を見ると意味がつかみやすくなります。
明日からできる第一歩は、スタートアップ関連のニュースで ユニコーン と デカコーン のどちらが使われているかを見ることです。数字の桁を意識すると、同じ「成長企業」でも話の大きさがかなり違うと分かります。