「NISAを始めるなら、絶対に『インデックス投資』がいいって言われたけど、どれくらい儲かるの?」
「プロが本気で選んだ株より、ただの平均点の方が儲かるって本当?」
お金の勉強を始めると、必ず「最強の投資法」として推奨されるのが「インデックス投資」です。しかし、「平均点を取るだけ」と聞くと、なんだか地味で損をしているような気分になりませんか?
実はこのインデックス投資、「退屈で地味な平均点のテストを何十年も受け続けるだけで、最終的にはプロの投資家の9割に勝ってしまう」という最強の魔法なのです。この記事では、その驚きのカラクリをやさしく解説します。
インデックス投資とは? 一言でいうと…
インデックス投資とは、一言でいうと「日経平均株価や、アメリカのS&P500といった『市場の平均点(インデックス)』と全く同じ動きをするように作られた詰め合わせパックを丸ごと買う投資法」です。
逆に、プロのファンドマネージャーが「これから絶対上がる!」と腕によりをかけて株を選び出し、平均点以上(100点)を目指す投資法を「アクティブ投資」と呼びます。
身近なたとえで言えば、「AKB48のオーディションで、一番売れそうなセンターを予想して1人を応援し続ける(アクティブ投資)のではなく、『AKB48グループ全員』を箱推しして応援する(インデックス投資)」のと同じです。1人がスキャンダルで消えても、グループ全体が人気になればあなたの勝ちになります。
なぜ「ただの平均」がプロの投資家に勝てるのか?
「プロが選んだ100点満点の投資」よりも「機械的に買っただけの平均点」が勝ってしまうのはなぜでしょうか?そこには2つの絶対的な理由があります。
1. 手数料(コスト)の圧倒的な安さ
【アクティブ投資の弱点】
プロが調査して株を選ぶため、「調査費用」や「プロの給料」として高い手数料(毎年1〜2%など)が引かれます。たとえ利益が出ても、手数料のせいで手元に残るお金が少なくなります。
【インデックス投資の強さ】
機械が自動で平均点通りに買うだけなので、手数料が劇的に安いです(毎年0.1%など)。長期になればなるほど、この手数料の差が雪だるま式(複利)に響いてきて、プロの成績を追い抜いてしまいます。
2. 人間の「欲と恐怖」が入らないから
【プロでも陥る罠】
プロの投資家でも人間です。株価が暴落するとパニックになって安い時に売り飛ばしたり、逆に高騰すると「もっと上がる!」と高値で掴んでしまったりします。
【インデックスの強み】
インデックス投資(特に毎月定額での積立)は、感情を一切持たないロボットのように「高い時は少しだけ買い、安い時はいっぱい買う」をただ延々と繰り返します。これが最終的に、人間の欲を超えた最強の防御力となるのです。
明日からできる第一歩
世界一の投資家であるウォーレン・バフェットでさえ、「自分の奥さんには、私が死んだら資産の9割をS&P500(アメリカのインデックス)に投資するように遺言を書いている」と言うほどです。
これから投資を始めるなら、まずは以下の行動から始めてみましょう。
- ネット証券で「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「S&P500」という名前のインデックスファンドを探してみる
- 「絶対に儲かる」「プロが厳選した未公開株」という言葉は、高い手数料を取るための罠かもしれないと疑う目を持つ
- NISA口座で積立設定をしたら、株価が上がろうが暴落しようが「絶対に途中で売らずにほったらかす」という鉄の意志を持つ
インデックス投資は、一晩で大金持ちになれる魔法ではありません。しかし、20年、30年という時間を味方につけることで、誰もが「市場の成長」という果実を確実にかじることができる、最高に退屈で最高に安全な乗り物なのです。