「今回のサイト、UIがいまいちだから離脱されちゃってるね。もっと改善しよう」
Webサイトのリニューアル会議で、上司がモニターを指さしながらそう言いました。私は「ユー・アイ……? ユナイテッド・……何とか?」と、またしてもカタカナ用語に翻弄されていました。
とりあえず 「そうですね! UI、大事ですよね!」 と勢いよく頷いてみましたが、心の中では「それってフォントの色? ボタンの大きさ? それとももっと別の何か……?」と迷宮入り。
実は、デザインの現場で必ず出てくる「UI」は、とてもシンプルな意味を持っています。今回は、食事をするときの 「レストランの道具」 に例えて、その正体をやさしく解説します!
UIとは? 一言でいうと「利用者とモノを繋ぐ『接点(道具)』」
結論から言うと、UI(ユーアイ)とは User Interface(ユーザー・インターフェース) の略で、ユーザー(利用者)とサービス(モノ)が触れ合う、すべての窓口 のことです。
「レストランでの食事」 に例えてみましょう。
- 料理そのもの(機能):システムやアプリの中身
- UI:「お皿、お箸、メニュー表、お店の看板」
どれだけ美味しい料理(すごい機能)があっても、お皿がなかったら手づかみで食べるしかありません。メニュー表がボロボロで読めなければ、注文すらできませんよね。
このように、私たちがサービスを便利に使うために、目に見える形・手に触れる形で用意されたものがすべて「UI」です。Webサイトなら、ボタン、文字、色、画像などがすべてUIにあたります。
ビジネスの現場でUIという言葉が出る場面
職場では、サイトの改善やアプリの評価などでよく使われます。
1. 「このアプリ、UIが直感的で使いやすいね」
意味:
「説明書を読まなくても、どこを触ればいいか(お箸の持ち方がわかるように)パッと見てすぐわかるデザインだね」ということです。
2. 「UIを調整して、申し込みボタンをもっと目立たせよう」
意味:
「ユーザーが触れる窓口(UI)を工夫して、どこを押せばいいか迷わないように改善しよう」ということです。
3. 「スマホ版のUIが崩れてるから、早急に直して」
意味:
「スマホで見たときに、文字が重なったりボタンがはみ出したりして、まともに使えない状態(道具として壊れている状態)だから直して」ということです。
UIとUXの違い
UIとセットで必ず聞く「UX(ユーザーエクスペリエンス)」。この2つの違いを整理しておかないと、会話が噛み合わなくなります。
| 比較ポイント | UI(インターフェース) | UX(エクスペリエンス) |
|---|---|---|
| 役割 | 「道具・接点」 そのもの | 使ったあとの 「体験・感想」 |
| たとえ話 | お箸、お皿、メニュー | 「美味しかった!」「また来たい!」 |
| 視点 | モノの形、使い勝手 | ユーザーの感情、満足度 |
| 具体例 | 綺麗な写真、押しやすいボタン | 注文がすぐ届いて感動した、楽しかった |
「良いUI(使いやすい道具)」 があるからこそ、結果として 「良いUX(最高な体験)」 が生まれます。UIはあくまで「手段」であり、UXはその「結果」なんです。
まとめ
この記事のポイントは次のとおりです。
- UIは、ユーザーが触れる「すべての接点(ボタン、文字など)」
- 「使いやすい・見やすい」デザインを目指すのがUIの役割
- UIは「道具」、UXは「その後の体験」と区別する
今すぐできる確認方法
あなたが普段使っている「お気に入りのアプリ」を開いて、どこが使いやすいか探してみましょう!
- LINE:「メッセージを打つ場所が一番下にあるから、親指で打ちやすい!」
- Amazon:「購入ボタンが黄色で目立っていて、迷わず買える!」
- Instagram:「写真がメインで、文字を読まなくても楽しめる!」
「なぜ使いやすいのか?」を考えることが、良いUIを見分けるトレーニングになりますよ!